山中 修平

光を意識したヘアカラーと くせ毛のカットに自信あり

「自分の作ったもので誰かが喜んでくれれば」と話すのは、『ロンド.ヘアー』のスタイリスト・山中修平。元々、絵を描いたり、物語を作ったりするのが好きで、何かを作り出す仕事に就きたいと考えていた。美容師になろうと思ったきっかけは、自分のクセ毛が嫌だったから。思春期頃から髪の毛がうねり始め、いろんな美容院へ行ってみるも満足することはなかった。自分の髪質がいけないんだと一度は理想の髪型を諦めるが、ある時「自分でやればいいじゃん」とひらめく。近所に住んでいた美容師のお姉さんに教えてもらい、専門学校に入るまでは独学で勉強。大阪の美容室に約3年、帰福し大手美容室に約4年勤めた後、2016年から同サロンで腕を振るう。

 山中が得意とするのが、自身の経験をもとにしたクセ毛のカットと光の当たり方から緻密に計算するヘアカラーだ。クセ毛は、できるだけストレートパーマなどの施術をせず、元の髪質を生かしたスタイルを提案する。他店ではクセ毛がネックでショートヘアにできないと言われ続けた人をカットし、大変喜ばれたことも。「できないことはできないと伝えるようにしています。必死に悩んでいる人に、はっきり言わないのは優しさじゃないですから。十人十色、クセ毛の悩みは一人ひとり違うので、まずはご相談ください」。

 ヘアカラーは肌の色、目の色、普段よく着る洋服の色などを考えて提案。似合わせはもちろん、その人のキャラクターから奥に潜む魅力、どんな光の当たる場所で生活しているかまで、さまざまな要素を計算してカラー剤を配合していく。例えば、アウトドア好きの人には太陽の光が当たってもギラギラしない色にする、室内で過ごすことが多く黄色の光がよく当たる人にはオレンジ色を加えるなど。ヘアカラーにとって光は重要なのだ。「ヘアカラーの奥深さを伝えるのは、なかなか難しいですが、周りの人に褒められたと言ってもらえたり、お友達を紹介して頂いたりすると、こだわったかいがありますね」。

 山中には今でも心に残っている言葉がある。中2の時の職場体験で美容師さんが語った「自分たちはハサミさえあれば、どこに行ってもやっていける。それが誇り」という言葉。そんな職人気質の美容師を目指し、今日もハサミを握る。

山中が得意とするクセ毛を活かした切りっぱなしのボブスタイル。霧がかったようなフォギーベージュカラーも印象的!

飾らない雰囲気のナチュラルスタイリング。外ハネ&耳かけスタイルがキュート!カラーは絶妙なダークグレーに。

‣PROFILE

名前:山中修平

血液型:O型

職業:美容師

出身地:福山市赤坂町

趣味:スノボとか古本屋巡り

好きな飲食店:道楽の塩ラーメンは好き

好きなテレビ番組:ガキ使

地元の好きな所:空気が綺麗!

マイブーム:筋トレ

尊敬している人物:父親

座右の銘:温故知新

大事にしているもの:自分の感。人に流されない

‣店舗情報

Rondo.Hair

広島県福山市駅家町上山守442-5

084-976-0700

10:00~20:30

定休日 月曜日

駐車場 8台